山口高校生来松

山口高等学校生が修学旅行にて松江を訪れた。どうやって来たのでしょうか。山口は山のど真ん中の盆地なので、日本海側に山越えして徒歩で出て舟できたのかしら。北前船の伝統がありますし。あちらの学友会雑誌があればそのところはっきりするでしょうね。山口高校は野球が強かったらしく、このなかの野球部員にお願いして練習試合をしたそうです。そのところのいきさつと結果は4号最後に付録として記事がありますのでお楽しみに。ちなみに、試合会場はお城の二の丸とありますが、現在の県庁前ですよね多分。野球出来るような広さがあったかしらと不思議です。当時は今ほどお堀が埋め立てられていなかった筈なのでお堀にぼちゃんと落ちはしなかったかと…

山口高等学校生徒の来松
(4号 89頁)
山口高等が校生生徒二百名修学旅行の途次を以て我松江に来る。同校は實に野球の術に於て関西に覇を唱ふる者、其技の巧妙大に括目すべきあるや必然耳、乃ち我が野球部員は之を機として彼の驍将四名を聘し二の丸練兵場に於て一大試合を催したり。其際彼の諸将が如何に驚く可き活動をなしたるか、将た我が選手が如何に之と対峙して我が特技を示したるかも請ふ付録の記事に就いて見よ。