学生生活

第七号 新来の先生を迎ふ

西村元主教師は4月に赴任、岩手県より。雑報、学生生活のカテゴリ参照のこと。 日進月歩、我国の中等教育は、益々旺盛の域に趣くと共に、中学教員の欠乏を告ぐること、実に少しとせず。曩 に、吾等は児玉教頭、横山、中村、清水、鹿野、並河の諸先生を送り…

海軍将校来校(4号)

随分ながいこと更新しておりませんでした。ちょこっとその意欲が戻って来たか? ならよいのですが更新の仕方、項目の立て方を完全に忘却。やれやれ。それにしても、何時の時代も調子に乗って「法螺吹く」すれすれのおやじは居るらしい。 帯びをしめる和服は…

学校記事 7号の7

組長というのがよくわからない。委員の数がこれだけ必要な程クラブ員がいたのか?と言う感じが多少いたしました。 役員人数に部員数が比例するならば、ボート部は人数が余り居ないのでしょう。 それにしても、趣のあるお名前の方が結構いらっしゃる。楽しめ…

学校記事 7号の6

会費は俸給の200分の1というところが斬新?! 雑誌部は毎年3回雑誌を発行とあるが、他になにか作っていたのでしょうか? 第八條、会長には学校長を戴き、各部部長、評議員、会計主任、及び、理事は特別会員中より、会長之を嘱託し、 各部委員、組長は通…

学校記事 7号の4

中学校教諭の赴任先などは、どこが所轄で決定していたのだろう。岩手県から島根県というのも、当時地の果てに行くような感じだったかもしれない。 やはり、お城のあるようなところにしっかり旧制中学校が出来ているのか。岡山県高梁といえば備中高梁、いちど…

学校記事 7号の3

この頃の特待生というのは授業料を一部免除とか特典があったのかもしれませんね。 修学旅行は九州へ。授業科目に「体操科」というのも出来ていますね。 校僕25年勤続というのは創立以来勤務ということになりますか。中学校校長会議で上京! 次に、本学年間…

学校記事 7号の2

この項はなにもかも一緒くたに並べて書いてあります。項を別にした方が分かりやすいのですが。スペースの問題でしょうか。ともかく、今回の卒業生は63名。なかなかの人数であります。 • 3月29日、午前10時より、第十五回卒業証書授与式を挙行せらる。…

学校記事 7号の1

久々に書き起こし再開。7号に掲載の行事記録です。教諭の人事異動が脈絡もなく単発的に行われているような感じがします。「うさぎ狩り」というのが、またすごい。川津といえばいまや山を造成して団地が出来ています。それと田畑は健在か。 修学旅行の際は中…

学資金の2

この項で面白いのは、学生の日常服がわかること。そういえばこの時代の書生の服装は、必ず着物の下にはシャツを着て袴をはいているイメージがある。それに帽子をかぶった、いわゆる「フクちゃん」のかっこうだ。とりあえず「靴」もありらしい。あれ、「はか…

学資金の1

たまたま手元にある「坊ちゃんの時代 第二部 秋の舞姫」によれば、明治42年入社の石川啄木の月給25円夜勤手当1円、同じく朝日新聞入社夏目漱石は月給200円。啄木に至っては経済観念ゼロと言われた?人だし、漱石は双方の実家まで養っていたのでそれ…