テレビドラマ代表選集 ２００８

「テレビドラマ代表選集　　２００８年度版」RED　　　　日本脚本家連盟　　　　　ISBN:9784931046313　C0074

所収「点と線」竹山洋　「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」西岡琢也　「恋せども、愛せども」大石静　「わたしたちの教科書」坂元裕二　「プラットフォーム」北阪昌人

連休といいつつも三日間。家の片付け進捗微々たるもの。
いずれにせよ何処に行っても人ばかりとと思うとそれだけで気力も萎えるのでちょうどいいかもしれない。
図書館は開いているのでそろそろ行ってみるかな。

TVをほとんど見ないので、当然ここに所収されているものも見ていない。
「点と線」を読んだのは多分中学か高校のころだろう。松本清張は親父が読んでいたが、社会派ということで暗めの重い作品が多い。
（ただ、グロい話はあまりなかった。そっちは江戸川乱歩か横溝正史の専売特許だったような）
今みたいにスマートな洒脱な作風に慣れているとそう言う感じは余計するだろう。
さすがに字面に漢字が多いのでそれだけでちょっと苦労していたような覚えがある。
「名作」をここまでうまく脚本化できる力量に感心する。主演がまた北野武だし。見応えがあったことだろう。
ここに所収されている作品は、脚本と配役をみただけでたしかによい映像になったことだろうと納得。
「恋せども…」の岸恵子と壇ふみなんて見るだけで嬉しい。

ちなみに「プラットホーム」はラジオドラマ。
主演は緒方直人。

わざわざ都合をつけてテレビの前に腰をおちつけてドラマや映画を見る暇も気力も失せつつあるこのごろ。
強制的に身を映像に縛り付ける？には、映画館にゆくしかないのかもしれないと考え始めている。